「週4時間」だけ働く。という本を知っていますか?9-5時の労働とはオサラバし、週に4時間だけ働いて、自由に豊かに生きようというテーマのライフスタイル本です。この本の発想が面白く、何度も読み返しては読んでいます。
ですので今日は、週4時間だけ働くのレビューと、実際に週4時間だけ働く生活は実現できるのか、複業ブロガーが考えてみました。
Contents
「週4時間だけ働く」の概要
まずは「週4時間」だけ働く。
著者はティモシー・フェリス
まず、著者はティモシー・フェリスという方です。起業家であり、エンジェル投資家であり、そして作家です。週4時間だけ働くが大ヒットを記録し、一躍有名になりました。
以下の動画の人がティモシー・フェリスです。こちらはTEDの講演ですね。
週4時間だけ働いて豊かになる方法や事例が満載
「週4時間」だけ働く。
起業家や副業をしたい人など、会社に雇われず、個人で生きる働き方をしたいと思っている人にとっては、とても面白い本だと思います。
ちなみに本書は、会社に雇われないで生きていく方法の他に、会社に所属しながらリモートワークを勝ち取るための方法も書いてあります。その方法もなかなか斬新で面白いので、手にとって読んでみると良いですよ。
実際に週4時間だけ働くはできる??
あまりに非現実的なタイトルですが、実際に僕たちがこれをやろうとしたとき、週4時間だけ働いて生活できるんでしょうか?
もし僕が週4時間だけ働くを実践する場合、どうなりそうかシミュレーションしてみます。
僕の生活の場合
まず僕の簡単な経歴から。僕は某大手人材メディア企業にサラリーマンとして属しながら、複業でブログメディアの運営をいくつか並行してやっています。あとは投資をやっていたり。
週4時間だけ働くのコンセプトは、少ない仕事時間で豊かな生活を送ることです。つまり、闇雲に労働時間を減らし、結果として収入が下がったら意味がありません。時給を上げ、労働時間を下げる生産性が必要です。
その観点で、僕の生活に当てはめてみてみましょう。ざっくりですが、僕の現在の週あたり労働時間は次のような感じです。
サラリーマン :週40時間
複業(ブログ):週10時間
だいたい週50時間働いていますね。労働時間の多くをサラリーマンの労働が占めています。週4時間だけの労働時間にするためには、ここから1/10以下に労働時間を抑えないといけません。
次は、僕の収入について。正確な数値は避けますが、会社員としての給料と複業の収入は、だいたい去年の実績を平均すると以下のような割合です。
サラリーマンとしての収入:6割
複業(ブログ)収入 :4割
ブログ収入は、以下の通り、アフィリエイト収入がメインです。
先日に続き、僕の運営しているサイトのうちの一つのアフィリエイト収益を公開。戦略としては高単価で確実にコンバージョン取るためにかなり考えてやってます。あと、確定率が低いものは基本扱ってません。今までの平均だとここからだいたい80〜90%くらい確定しますね。 pic.twitter.com/vlICkzWtWx
— ジョー (@joe_career) February 14, 2018
さて、労働時間は大きな差がありましたが、収入ベースで見るとそこまで差はありません。つまり、僕の場合は明らかに複業の方が時給が良いということです。
一般的に、サラリーマンの収入は時間の切り売りによって生まれます。週5日働き、その対価を給料という形で得る働き方です。人によって生産性が異なり、それに応じて給料は異なりますが、本質的には時間の切り売りです。
一方、雇われずに個人でやる副業(複業)は違います。こちらは報酬は時間の切り売りではなく、生み出した価値によって決まります。大きな価値を生み出せば、働いた時間なんて一切関係ない世界。それが副業であり、雇われない世界の生き方です。実際、僕の例をみても、労働時間と収入は比例してないことがおわかりいただけると思います。
会社から給料をもらう形式は、時給を上げるのは時間もかかりますし、何より大変です。給料が上がるか上がらないかは、他人である会社が決めることですから。
一方、複業など個人ビジネスの場合、自分次第で収入を上げていくことができます。しかも、収入は青天井です。
ですから、もし僕を含めた日本のサラリーマンが、週4時間だけ働き、そして豊かになるためにやるべきことは明確です。
- サラリーマンの労働を減らし、
- その時間を複業に当てて生産性を高め、
- 最終的にはサラリーマンを引退し、個人ビジネスで生産性高く生きていくこと
これを精度高くこなしていくこと。それが、週4時間だけ働いて豊かになる方法だと思います。
キーワードは自動化
とはいえ、週4時間だけ働く生活をずっと続けるためには、僕も今のままでは絶対に無理です。いまは会社以外の収入があるので一時的にはできますが、それでも中長期となるとかなり厳しいです。
なぜなら、働く時間を減らしながら、かつ収入を長期にわたり維持・向上していかなければいけないからです。この長期というのがすごく大きなハードルだと思います。
でも、方法はあります。それこそが、本書でも述べられている「自動化」です。
自動化とは、自分が働かなくても他の「何か」が働いてくれる状態です。その「何か」は「人」かもしれないですし、「ネット上の仕組み」かもしれません。あるいはお金や不動産といった「資本」かもしれません。
自分が働かなくても勝手にお金が生まれる仕組みを作る。そしてそれが自動でお金を生み出す。この仕組みを作ることが、週4時間だけ働く生活を長期に渡って実現するためには必要なことです。
その点、僕のやっているブログは「インターネット上の仕組み作り」です。僕があげた記事が僕の分身となり、24時間365日仕事をしてくれます。僕がサラリーマンの仕事をしている時も、友人や家族とご飯を食べている時も、そして寝ている時も、ずっと働いてくれます。ですから僕の場合、僕の分身であるブログや記事を引き続き増やしていくことが、自動化の一つの方法となります。
でもそれだけやっていたら厳しいと思います。ブログは記事更新、修正をしないと順位が下がっていきますからね。完全自動化は無理です。
ですから、外注して「人」に任せることも視野に入れないといけません。例えばブログの記事を外注し、ブログメディアの管理・運営に徹すれば、執筆時間が浮きます。これも自動化の一つの方法です。
最後に「資本」。サラリーマンやブログで得た収益を株式や不動産に投資し、その配当や家賃収入で生きていくことも、自動化の一つです。
ここまで徹底的にやらないと、週4時間だけ働いて豊かになる生活は難しいと思います。でも、やり続ければ十分できると思います。
結論:週4時間だけ働くは実現できる
結論、実現できそうです。でもそのためには、「自動化」を精度高く進めていく必要がありそうですね。僕の場合、外注戦略はとっていませんが、今後は外注なども選択肢として入れて、いろいろと事業を進めていこうと思います。
いまは個人で収入を得る方法が本当にたくさんあります。会社で働くことも価値があると僕は思い、複業という形で働いていますが、個人で稼ぐ生き方もとても魅力的な生き方です。
そういった意味で、「週4時間」だけ働く。