プログラマーになりたいんだけど、文系からプログラマー就職・転職することは無理なのかな?実態に詳しい人に聞いてみたい。
今回はこんな疑問に答えていきます。
今回の記事を通じてわかること
- 文系からプログラマーになれる?その結論
- 文系からプログラマーになる具体的な方法や手順
今回の記事で、この2つのことがわかるようになりますよ。
簡単に僕のことをご紹介すると、もともとプログラミング未経験でしたが、プログラミングスクールで学習してスキルを習得。現在はそのスキルを活かしながらWebサイト運用をしている傍ら、企業の就職支援などをお手伝いしています。実際に多くの文系出身者のIT就職を手伝っている立場ですので、文系出身のプログラマーやエンジニア就職事情については、おそらくネットで記事を書いている他の誰よりも詳しいと思います。
実態も含めて、文系出身からプログラマーになることについて解説していきますね!
Contents
文系からプログラマーになることは無理?
文系からプログラマーになることは可能です
理由はいくつかありまして、解説していきますね。
文系でもプログラマー就職・転職できる理由
文系からプログラマーになっている人は実際多いから
まず一番の理由は、文系からプログラマーになっている人が実際に多いからです。実際のデータをもとに説明しますね。以下の図はIT人材白書の調査データです。
引用:IT人材白書
これによると、だいたい全体の1/3くらいが文系出身のプログラマーとなっています。実際僕は企業の採用支援もやっていますが、肌感覚としてこのくらいの割合ですね。売り手市場で文系からプログラマーになるハードルも下がっているので、最近は特に文系出身のプログラマーが増えています。実際に文系出身でプログラマーになっている人がこれだけいる。これが事実です。
多くの言語は数学的知識を必要としないから
AIなど一部の数学的知識を必要とする分野を除き、プログラミングに数学の知識は必要ないからです。
例えば初心者向きのRubyやPHP。これらの言語は数学的知識はほとんど必要じゃないです。文系出身で、プログラミングスクールを受けて習得している人も多い言語でして、こういった言語であれば、文系・理系の差はほとんどないと思って大丈夫です。
とはいえ、AIの分野なども文系だと不可能というわけではなく、習得ハードルが上がるだけなので、気合入れて頑張ればいいだけの話です。いまはプログラミングスクールでAIコースなども開講されていますし、文系からこういった専門分野を身につける環境はどんどん増えているのが実態です。
なお、プログラミングの言語選びは初心者が悩みがちなポイントですが、言語の選び方を用途別で、【これで決定です】おすすめのプログラミング言語を、IT就職のプロが語るの記事でまとめていますので合わせてどうぞ。
文系だからこそ活かせることがあるから
そして三つ目は、文系だからこそ活かせることがあるからです。
実際の開発現場では、プロジェクトごとにチームを組んで開発を行うことも多いです。その際に重要なのはコミュニケーション能力です。
一般的な傾向として、理系の人よりも文系の人の方が、言葉を使うコミュニケーションには長けています。また、実際にシステムを使うユーザーとコミュニケーションを取る場面もあるので、そういったときに文系プログラマーは重宝されます。
僕がお手伝いをしているIT企業のエースは文系プログラマーです。特に上のポジションにいけばいくほど、文系特有のコミュニケーション能力が必要になってくるので、文系出身の人が活躍しているケースが多いですね。
このように、文系でも問題無い理由や、文系だからこそ目指せる理由があるので安心してください。
未経験の文系からプログラマー就職・転職を目指す具体的な方法
- おすすめの方法 :プログラミングスクールで学習する
- おすすめでない方法:独学で学習する
おすすめの方法、おすすめでない方法はそれぞれ上記の通りです。それぞれのメリット・デメリットも含めて、なぜ文系初心者はスクールで勉強すべきか解説しますね。
プログラミングスクールのメリット・デメリット
プログラミングスクールを利用するメリット
- 初心者でも最短1ヶ月でスキル習得ができる
- 挫折しにくい
これらがメリットです。スクールを使う場合、初心者でも挫折することなく、かつ最短でプログラミングスキルを習得できることが何よりのメリットですね。
プログラミングスクールを使えばいつでもわからないことを聞けるプロの講師がいます。この存在がプログラミング学習ではすごく大切な存在でして、聞ける相手がいるのといないのでは学習効果に大きく差が開きます。
また、プログラミングは最初にプロから教わると、変な癖もつかなくて良いですよ。僕は最初独学でちょっと勉強していましたが、そこからスクールに変えたときに「変な癖がついているよ」と講師の方に言われました。スポーツも同じですが、変な癖をつけると後々困ります。だからこそ、最初はしっかりスクールに通って、正しいプログラミングを勉強するべきだなと僕は自身の経験からもそう思いました。
プログラミングスクールを利用するデメリット
- 費用がかかる
デメリットはもはやコレひとつだけかなと。スクールを使えば費用がかかります。社会人なら10万円〜20万円くらい。大学生なら学割があるところで10万円前後くらいが相場です。
ただ、前述したメリットのことや、プログラマーやエンジニアとしての将来性を考えれば、10万円や20万円なら一瞬で元が取れます。プログラミングスキルを身につければ月収30万円、40万円も普通に目指せますし、フリーランスになれば年収1,000万円も多く存在します。ですから、将来の自分のためにも、スクール費用はケチらないで投資をしてほしいですね。
独学のメリット・デメリット
独学のメリット
- 費用がかからない
プログラミングスクールとは真逆で、費用がかからないことです。スクールを使えば10万円〜20万円くらいかかりますが、独学なら買っても本くらいで済みますし、最大でも数万円程度で収まります。お金のない大学生なんかは、これを理由に独学を選ぶ人は多いですね。
独学のデメリット
- 習得まで時間がかかる(最短でも3ヶ月くらい。長いと1年)
- 挫折しやすい(挫折率は約90%)
独学のデメリットは、習得まで時間がかかることと、挫折しやすいことです。プログラミングを独学しようとすると、スクールと比較しても時間が大幅にかかっている人がやっぱり多いです。だいたい僕の周りでは、独学している人は最短でも3ヶ月くらい、長いと1年以上勉強し続けている人がいます。
関連記事【初心者向け】プログラミング習得期間について解説します【最短の手順付き】
ただ、それだけ時間をかけていても、スクールで短期集中で重要なポイントをしっかり学んだ人と比べると、スキルレベルがそんなに変わらなかったり、あるいはそれを下回っている人が多いんですよね。独学だと強制力もないですし、なんだかんだダラけてしまう人は多いです。
そういう環境もあると思いますが、独学でプログラミングを勉強している人の約90%は挫折していると言われています。僕も最初は独学しようと意気込んで、結果挫折した人ですので(笑)自身の経験からも、なかなかハードル高いと思っています。
ということで個人的にはスクールを使った方が良いと思っていますが、もし独学をするなら、
- プログラミングにかけるお金がない
- 学習にかけられる時間が大量にある
- プログラミングを勉強する強い意志がある
この3つの条件に全て当てはまる人は、独学でも良いと思いますよ。お金がなくて、時間が豊富にあって、かつ学ぶ意欲も強い。この3つが揃っていれば、独学でも頑張れると思います。
でももしひとつでも当てはまらないなら、スクールを選んでおいた方が無難です。実際未経験の文系出身者はだいたいスクールを選択していますし、諸先輩方のやり方を見習うなら、スクールを受けると良いと思いますよ。
関連記事プログラミングスクールと独学、どっちがおすすめか最終回答【断言します】
関連記事【簡単です】プログラミング初心者は何から始めればいい?【手順を解説】
文系出身の初心者におすすめのプログラミングスクール
文系出身の初心者におすすめのプログラミングスクールですが、
- オンラインなら:TechAcademy
- オフラインなら:TECH::CAMP
最短でプログラミングスキルを身につけるなら、この2社が良いですね。
TechAcademyはオフライン型のスクールです。ですので、PCとネット環境さえあればいつでもどこでも受講することができます。一方のTECH::CAMPはオフラインがメインなので、教室に通って仲間と切磋琢磨したい人向きです。
プログラミングスクールには良いスクールもあれば良くないスクールもありますが、この2社は間違いない選択です。僕はこの両方とも受けましたが、どちらも質が良かったですよ。どちらも初心者向けでわかりやすく、文系出身の大学生、社会人が多く受けているスクールです。文系出身者が多いので、居心地も良いと思いますよ。
このどちらかなら間違いないですが、実はTechAcademy
まとめ
僕は仕事を通じていろんなIT企業の雇用を見てきていますが、最近は本当に文系出身のプログラマーやエンジニアが増えてきました。僕がお付合いしている200名規模のIT企業さんは、昨年10名のエンジニア経験者を採用する予定でしたが、あまりに採用できず、急遽計画を変更し、未経験者を8名採用することになったくらいです。もちろんその中には、文系出身者も多くいました。
実態はそんな状況です。大手企業ですら採用が難しくなってきて未経験を取ったりし始めているので、ベンチャーやスタートアップは、本当に多くの文系プログラマーを受け入れています。
いろんな職種がある中で僕がプログラマーやエンジニアの仕事をこのブログで多く発信しているのは、誰でも目指せて、かつ高待遇や自由な働き方を一番実現しやすい職種だからです。等しく全員に門扉が開かれていて、かつ高待遇も望める職種は他にはほとんどありません。フリーランスエンジニアになれば年収1,000万円だって目指せますからね。
ですが、こういう状況はあくまで一時的だと思います。少しでも景気の風向きが変われば、プログラマーやエンジニアへの道は狭くなりますし、そうなってしまったら、文系未経験からプログラマーやエンジニアを目指すことが難しくなるかもしれません。
だからこそ、プログラマーやエンジニアという働き方に少しでも興味があるなら、いま行動しておくべきだと思います。いまなら本当にどんな人でも目指せますから、まずはチャレンジしてみるべきです。「あの時すぐに行動しておけば良かった」と後悔する前に、まずは各スクールが用意している無料のプログラミング体験などを利用し、第一歩を踏み出せると良いですね。応援しています!
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