- 給料が安すぎる・・・
- こんな給料じゃ将来が心配だ・・・
- 給料を少しでも上げたい・・・
あなたはこう思って転職を考えていませんか?
僕は現在企業や個人のキャリア・転職支援をしている一方で、自身も転職経験があります。僕自身は給料が安いから転職をしたわけではなかったですが、でもやっぱり「給料を上げたいなー」と考えたことは今まで何度でもあります。
なので、今日は給料が安いからと転職を考えているあなたに、具体的にどう行動していけば良いか、その対処法をお伝えします。
Contents
「給料が安いから転職したい」は顕在化していない転職理由No.1
給料が安いから転職したいというのは、実はみんな言わないだけで、本当は一番多い転職理由の一つなんですよ。
一般的な転職アンケートとかを見ても、表向きはやりたい仕事があるとか、スキルアップのためとか、そういう理由が多いですが、本音を聞いてみると「今の会社の給料が安くて・・・」という人が一番多いです。やっぱりみんなお金が必要なんですね。笑
僕は海外に住んでいたことがありますが、海外と比べても、日本人はお金を求めることを美徳としない風潮があります。
でも僕は、日本人こそお金に執着している国民だと思います。表の裏側では、ものすごくお金に執着がある。ただ、それを表に出さないだけ。表に出している人を遠くから非難し、心の底では羨ましいと思っている。ひいき目に見ても、日本人はそんな国民性があります。
なので、日本には給料が安いと心の内側で嘆いている人がごまんといます。あなただけじゃないです。いまあなたの隣にいる人もきっと同じです。
給料が安い場合の転職で気をつけるべきこと
ここからは日々転職の支援をしているプロの目線で、給料が安いから転職をしたい方が、転職活動に取り組むにあたって気をつけるべきポイントをお話しします。
求人の給料情報を安易に信じてはいけない
転職しようとしたらまず転職サイトに登録しますよね。で、サイトに書いてある求人の給料、年収情報は安易に信じてはいけません。
転職サイトには基本的に固定給の最低額の記載は必要ですが、それとは別にモデル月収や想定年収といった形で、目指せる月収や年収が書いてあることが多いです。そして、これが要注意。
このモデル月収や想定年収というのは、「あくまで理論上は目指せる可能性がある」というだけ。この、「理論上は目指せる可能性がある」というのがミソです。
これって例えば、「人事評価の最高位の高い評価を、連続で何度も取り続けて、何年もかかってようやく目指せる収入」という場合もあります。
これ、難しいですよね?無理ですよね?これが、理論上は目指せるけど、あくまで理論上だよ?ってことです。
実際の例で言うと、「入社2年目でも年収800万を目指せます!」と高々に書いてあっても、「この年次でこの年収の人、うちにはいないよね?笑」と自社の人が見たら?なケースもあるわけです。理論上はできるけど、実際に体現できるかは別問題なわけです。
この「体現している人が実際にいるか」「どういう仕事をしてその人はそうなったか」を知ることが、安易な情報に惑わされないポイントです。
転職時だけでなく将来の給料もチェックする
転職した時に年収が上がっても、将来的な伸び幅がなければ、結局トータルで見たら収入が下がるケースもあります。
前述通り、僕が転職した際は年収が下がりました。でも、今僕がいる会社は成果主義の会社なので、成果さえ残せば、そこから伸び幅があることはあらかじめわかっていたんですよね。
トータルで考えれば、一時的に収入が下がっても取り返せる。そこをわかっているか、わかっていないかは、大きな違いがあると僕は思います。
・・・とはいえ、できることなら収入は維持、もしくはアップで転職できた方が良いです。
今とは環境の違う転職先で活躍できる保証はどこにもないです。それなら、年収維持、向上ができるところで、かつ将来の伸び幅もしっかり調べた上で転職できれば、お金の観点では一番ベストな転職になるんじゃないかなぁと僕は思います。
退職金もチェックする
見落としがちなのが退職金。退職金も将来の大切な収入です。
人は目先のことばかりに目がいく生き物ですが、ちゃんと将来も見ておこうね、ということです。
まあ、企業自体の存続が10年続かない時代ですので、退職金を考えてもどうかなーとも個人的には思いますが、あらかじめ想定してシミュレーションはしておくべきです。
転職エージェント経由で転職活動をする
特にあなたが初めての転職活動をする場合、転職エージェントは利用しておいた方が良いです。
良い転職というのは、「良い転職エージェントに出会えるか」がキーです。超重要。ここだけは今日覚えておいてください
普通に転職活動をしてもあなたが入れないような優良企業にも、強い転職エージェント経由なら入れることも多々あります。
理由を説明しますね。強い転職エージェントって、企業の人事担当者と太いコネクションを持ってるんですよ。で、そういうコネクションを持つエージェントと出会えば、それだけで選考を有利に進めることができるわけです。
僕の場合、転職したかった会社とコネクションを持つエージェントを利用し、足切りがめちゃめちゃ多かった筆記試験を免除してもらいましたし、面接を受けるごとに、エージェントから人事担当者へ後押しもしてもらいました。
こういう半ば反則とも取れることが、転職の世界ではまかり通ってしまうんですね。
そもそも、転職の面接なんて30分程度です。会社側もその時間だけで僕たちのことを全部知ることなんて到底できないわけで、彼らもそれを理解しています。
それなら、信頼できるエージェントが探してきてくれた人の方が、彼らにとっては確実性があるってことです。
転職エージェントは企業面接と違い、僕たちのキャリアの棚卸をきっちりとしてくれます。企業には言えない僕たちの本音もちゃんと理解した上で紹介してくれるので、いわゆるミスマッチも起こりにくいです。
その辺を企業側もわかっているわけです。「信頼できるこのエージェントがちゃんとキャリアの棚卸をした上で紹介してくれているから、きっとうちに合っている人なんだろうな」というのが彼らの心理です。だから、普通にやるより選考が有利に進みやすいんです。
他にも、転職エージェント経由ならこんなメリットがあります。
- ウェブでは知り得ない企業の実態(収入、残業、社風)をリアルに教えてもらえる
- 企業ごとの選考基準や通過のコツを教えてもらえる
- 企業側との面接調整など、めんどくさいことを全部代わりにやってもらえる
- 給料や待遇交渉を自分の代わりにしてもらえる
ざっと挙げるだけでも、こんなメリットがあります。めんどくさがり屋にぴったりですね。笑 ほんとになんでも代わりにやってくれます。
ちなみに、先ほど話した転職サイトの年収記載の罠を防ぐ際にも、転職エージェントを使っておくと騙されずに済みますよ
ウェブサイト上の情報だけではわからないことは、プロのエージェントに聞いた方が絶対に良いですし、僕も転職をしたときは実際にそうしました。なので僕自身は、転職前にイメージしていた企業像と、実際に入ってからの実態のギャップもなく、転職後も不満はありませんね。ぜーんぶエージェントから聞いてわかっていたことなので。
いろいろな使用メリットがある転職エージェントですが、しかもエージェントの利用は無料でできます。無料です。お金を1円も払うことなく、これだけ至れり尽くせりのサービスを受けられます。
金銭的負担もなく、得られるメリットがめちゃめちゃ多いため、僕はエージェントの利用をおすすめしています。僕も転職したときは5社に登録してフル活用しました。
《決定版》20代におすすめの転職エージェント5社を転職のプロが挙げる
給料が安い場合の転職以外の対処法
給料が安い場合の転職方法やコツについて話してきましたが、今度は転職以外の選択肢について考えてみましょうか。
転職以外で収入を上げたい場合、選択肢としては次の3つです。
現職で成果を上げる
今現職でこれといった成果を上げられてなくて、それが原因で給料が安いなら、現職で成果を上げましょう。
もちろん、成果をきちんと反映してくれる企業というのが前提になります。全然反映されないなら転職という選択肢に戻ります。
現職で昇給の交渉
すでに成果を上げているのに給料が上がらない場合、すぐにできることは現職での昇級の交渉ですね。
大企業など整備された企業は年何回の昇給と決められてるのが普通なので難しいですが、規模が大きくない企業であれば、昇級は融通が利くケースも多いです。
例えば、僕の知り合いで、良い仕事をしてリーダーのポジションに就いてるにも関わらず、これまで全く昇給がなかった人がいます。
彼は「昇給を飲んでくれなかったら転職します。」と会社に直談判し、結果として彼が抜けたら困る会社はそれを受け入れざるをえず、彼は月に5万円昇給しました。
彼のように、自分は給料以上の仕事をしてきた自負がある場合、それを根拠を持って伝えることができれば、昇級の可能性はあります。
副業(複業)をする
現職で給料を上げられないなら、複業で別の収入源を自分で作ってしまえばいいんです。
僕はサラリーマンをやりながら複業をしていますが、会社以外に自分で収入があると、すごく良いですよ。
会社で給料を上げるためには実力はもちろん、ある程度の社内営業も必要です。年数もかかります。
一方、複業なら自分の好きなことで収入が得られるし、収入の限界もありません。集中してやれば、1年くらいで成果が出ることも多いです。
しかも、複業が軌道に乗ってきたら、そっちを本業にして会社員を辞めても良いわけです。
もちろん、複業をするためには、自分の遊ぶ時間を我慢したりして、時間を使わなくてはいけません。
でも、その先にもっと自由が待っているなら、頑張ってみる気になりませんか?少なくとも僕はなったし、複業を始めて実際に良かったなぁと思ってます。給料とは別に毎月10万円入ってくると嬉しいものですよ。
サラリーマンで複業をしていない人は、小さなことでも良いから始めてみてほしいなぁと僕は思います。
サラリーマンは副業より「複業」がおすすめ!サラリーマン複業家が語るよ
給料が安いときのおすすめは転職か複業
いろいろ述べてきましたが、給料が安いときのおすすめの対処法は、個人的には転職と複業です。
転職に関しては、まだ始めようとは思っていない段階でも、とりあえず転職エージェントには複数登録だけでもしておくと良いですよ。
転職エージェントにプロフィールを登録すれば、その日ないしは翌日くらいには自分が受けられそうな求人を紹介して貰えます。
今は売り手市場なので、到底実現できないと思っていた高待遇で、転職を実現する人が増えてます。
それを知らないで「給料が安い・・・」と嘆いているのはあまりに勿体無いことだなぁと僕は思います。本当はすぐにでも給料上げられるかもしれないのに。です。
副業に関しては、まずはブログで自分が好きなことを発信してみると良いですよ。
ブログは初期費用がかからない上に、収入の上限もないです。正しいやり方で続けられれば、月5万円、月10万円どころか、サラリーマンの給料も超えられるし、ブログから他のビジネスに広げていくこともできます。
サラリーマンの副業はブログがおすすめ。月10万円はいけるよ。
- 給料が安すぎる・・・
- こんな給料じゃ将来が心配だ・・・
- 給料を少しでも上げたい・・・
冒頭にあげたこういう気持ちを持っている方は、今回話した内容で行動してみると、悩みはきっと解決すると僕は思いますよ。