僕は今でこそ、プログラミングを理解し、コードを書いたりWebサイトをカスタマイズしたりできるようになりましたが、昔はHTMLやCSSもわからないほどの素人でした。
そんなど素人だった僕が、プログラミングができるようになったのは、短期集中型のプログラミングスクールを利用したからでした。
そこで今回は、僕自身が受講したプログラミングスクールであるテックキャンプのついての評判や感想についてご紹介していきます。
実は僕は、テックキャンプと、別のプログラミングスクールであるテックアカデミー
結論から言ってしまうと、僕自身は、テックキャンプよりも、もう一つのスクールであるテックアカデミーの方が良かったです。
ただ、僕がテックキャンプを受講した後に、実はテックキャンプにおいて、大きな受講システムの変更がありました。その内容も含めると、「テックキャンプ、すごく良くなったんじゃないか?」と今では思っているので、その内容や評判も含めて、どこよりも詳しく、テックキャンプについてご紹介していきます。
Contents
TECH::CAMP(テックキャンプ)とは?
まずはテックキャンプの概要を簡単にご紹介していきます。
オンライン・オフライン対応のプログラミングスクール
テックキャンプはオンライン・オフラインともに対応しているプログラミングスクールです。教室に通って受講しても良いし、家のPCで受講しても良い。どこでも受講ができるのがテックキャンプの良いところです。
実際に僕自身も最初にテックキャンプに興味を持ったのは、このオンライン・オフラインの両方に対応しているからでした。レッスンで使うカリキュラムは、すべてオンライン上からアクセスし、みることができます。実際のレッスンでは、このオンライン上のカリキュラムに沿って自主的に進めていきながら、わからないところをメンターと呼ばれる講師に聞きながら進めていきます。
オフライン受講の場合はメンターが同じ空間にいるのでそこで聞いて進め、オンラインの場合はSkypeを通じて質問をすることになります。
全国に8つの教室を完備
オフライン型が特徴のテックキャンプは、日本全国に8校の教室を完備しています。内訳はそれぞれ関東に6つ、中部に1つ、近畿に1つとなっています。具体的な教室の場所は次の通りです。
- 関東地域:渋谷校、池袋校、新宿校、東京駅前校、御茶ノ水校、早稲田校
- 中部地域:名古屋校
- 近畿地域:梅田校
この8つが教室がある場所です。ですので、これらの教室に通える人は、オフラインの受講スタイルを選べます。
一方、例えば北信越や東北、九州や沖縄などの方は、残念ながらオフラインの受講をすることができません。オンライン型で、PCを通じて受講するスタイルを選択しましょう。
月額制のレッスン・料金体系
現在のテックキャンプの一番の特徴は、月額制のレッスン・料金体系になっていることです。冒頭で少し触れた、テックキャンプのシステム変更とはこのことです。
僕が受講した当時は、テックキャンプは◯◯コース、◯ヶ月で◯◯万円という形で、あらかじめ決められたコース、期間で費用が決まっていました。でも今は月額制になり、しかも用意されているコースすべてを受講することができるようになりました。
これはとても嬉しい取り組みだと思いました。特にプログラミング初心者の人は、どのコースを受講するか、なかなか選べないと思います。僕自身もどのコースを受講しようか悩み、最終的にはWebサービス開発のコースを選びましたが、それでも他のコースもちょっと試してみたい気持ちはあったんですよね。
その点今のテックキャンプであれば同じ料金で、以下の図の通り、その他のコースである「VR・3Dゲーム開発」「オリジナルサービス開発」「デザイン」なども一緒に試すことができます。これはすごく大きなメリットだと思うし、僕自身、率直に羨ましいです。
この月額制は、他のスクールではあまりないシステムなので、ぜひいろいろなコースに触れて、試してみてほしいですね。ただ一点気をつけてほしいのが、月額の料金以外に、以下の図の通り、入会金を別途支払う必要があるということです。
その入会金ですが、217,800円です。ですので、トータルで考えると他のスクールと比べても同じくらいの価格になります。
TECH::CAMP(テックキャンプ)を受講した感想
ここまでテックキャンプの概要についてご紹介してきましたが、ここからは僕自身が実際にテックキャンプを受講したときの体験談や感想を書いていきます。
使ってみて良かった点
初心者でも教材がわかりやすかった
テックキャンプで一番良かったと思うことは、教材の質がとにかく高かったことです。おそらくですが、テックキャンプの教材の質は、他のどのスクールよりも高いと個人的には思います。
教材の質が高いというのは、言い換えるとわかりやすいということです。冒頭でお話しした通り、僕はプログラミング素人の状態から、プログラミングスクールを使って学習をスタートしました。ですので、当時は右も左もわからない状態でした。そんな状態の僕でも、テックキャンプの教材はスッと頭に入ってくるように良くまとまっていて、理解することができました。
なんでテックキャンプの教材は質が高いかというと、これには理由があります。それは、テックキャンプの教材は、日々アップデートされているからです。受講者がわからなかったポイント、最新の情報などをまとめ、それを教材に反映することで、初心者がつまづきやすいポイントも、スッと理解できる形でまとめられているんです。この教材がわかりやすいというポイントは、僕自身本当に助かった部分でもあります。
実際、教材に関しては、テックアカデミーの教材よりもわかりやすかったですし良かったです。ですので、教材は文句のつけようがないほど優れていると個人的には思いますよ。
実践型の学習を通じてスキルを学ぶことができる
テックキャンプは、実践型の学習を通じて、どんどんスキルを吸収していけるカリキュラムでした。実際にサービス開発、アプリ開発をしながら、カリキュラムを進めていきます。実際に手を動かしながら学べるので、やっていて楽しいんですよね。
自分で独学をしようとすると、本を逐一確認しながら勉強する時間も多くなり、結果挫折していくことが多いです。その点テックキャンプなら、実践型で、かつメンターがわからない点をサポートしてくれるので、学習スピードがとても早いのが嬉しいところですね。
オンライン・オフラインの受講を気分で選べること
テックキャンプは、オンライン・オフラインの受講を気分で選べるところが良いなと感じました。
プログラミング学習をしていると、「今日は教室で受けたい」とか「今日は家で受けたい」とか、いろいろ気分もあると思います。そういうとき、「好きな方を選べる」というのは、嬉しいポイントです。
教室には自分以外にも受講者がたくさんいます。ですので、友達もできていきますよ。プログラミング学習って孤独になりがちなので、こうやって教室も開放されていると、これからずっと付き合える仲間もできると思います。
使ってみて良くなかった点
メンターの質が高くなかったこと
テックキャンプでよくなかったことは、メンターの質が高くなかったことです。僕自身の実感では、このメンターの質が、テックキャンプの最大の課題だと思います。
これには理由があります。それは、テックキャンプのメンターの多くは、当スクールの卒業生だからです。
プログラミングスクールは、プロのエンジニアをメンターとしているスクールと、スクールの卒業生をメンターにしている2つのパターンが多いです。テックキャンプはこのうち、スクール卒業生をメンターにしている方なんですね。
スクール卒業生は、エンジニアとしての就労経験がありません。ですので、教えてもらう内容は、やっぱりスクールで習った範囲から大きく飛び出ることはないんですよね。
それを象徴するようなエピソードが一つ。それは、僕がメンターにある質問をしたときでした。
そのとき、「カリキュラムを読んでみてください」と返され、カリキュラムを確認したがよくわからず再度質問をしたところ、「自分もよくわからないんですよね」と言われたんです。
その後テックアカデミーを受講したのでわかりますが、この質問は、プロのエンジニアであれば何てことない質問でした。でも、現場に出たことのない、スクール卒業生ではわからなかったんですよね。
このように、テックキャンプのメンターの質は決して高くはありません。特にプロのエンジニアと比較してしまうと、その違いは顕著になってしまうのではないでしょうか。
受講期間が終わったら教材にアクセスできなくなる
テックキャンプには素晴らしい教材があると書きました。ですが残念なのは、受講期間が終わったら、その教材にアクセスすることができなくなることです。
せっかく素晴らしい教材があるなら、それを受講終了後も見て、ときには復習をしたりしたいものです。ですが、テックキャンプの場合はそれができません。その点はデメリットだと感じました。
なお、テックアカデミーは受講終了後も教材にアクセスすることができました。
TECH::CAMP(テックキャンプ)はこんな人におすすめ
ここまで述べてきた通り、テックキャンプにはメリットもデメリットも両方存在します。
テックキャンプに限らず、世の中のどんなサービスも、メリット・デメリットはあるものです。
大事なことは、自分ならどんなサービスを受けたいか、どんな内容が必要か、それを考えて決めることです。テックキャンプを受けるべき人、テックキャンプを受けるべきでない人、そう分かれているのです。
では実際、テックキャンプはどんな人が受けるべきなんでしょうか?それを私見で紹介します。
いろんな分野を幅広く学んでみたい人
まずは「いろんな分野を幅広く学んでみたい人」です。
前述した通り、テックキャンプは定額で、5つのコースを試すことができます、Webサービス開発とオリジナルサービス開発の両方をやってみたいならそれができるし、デザインやAIをやってみたいならそれもできます。
どのコースを受けたら良いかわからないので、まずはいろいろ受けてみたい。そういう人は、テックキャンプは合っていると思いますよ。
半年以上の受講予定があり、費用をできるだけ抑えたい人
半年以上などの、中長期に渡って受講予定があり、費用をできるだけ抑えたい人にとっても、テックキャンプはおすすめです。
なぜなら、テックキャンプの「入会金+月額制」の費用体系は、受講期間が短ければ短いほど割高になり、逆に受講期間が長くなればなるほど割安になるからです。
だからこそ、もしあなたが半年などの長期間での受講を考えているなら、テックキャンプは安く受講ができるのでおすすめです。
TECH::CAMP(テックキャンプ)をおすすめできない人
逆に、テックキャンプの受講がおすすめでない人も一緒に挙げていきます。
もし下記で挙げていく条件のどれかにあなたが当てはまるなら、テックキャンプではない他のスクールを選択した方が良いかもしれません。
将来的にエンジニアとしてしっかり働きたい人
「将来的にエンジニアとして働きたい人」は、テックキャンプではなく他のスクールが良いでしょう。
述べてきた通り、テックキャンプ最大の欠点はメンターの質です。
言ってみれば、メンターの質を教材の質でカバーしているのが、今のテックキャンプの実態です。
もしあなたがエンジニアとしてのキャリアを歩みたいと本気で思っているなら、現役エンジニアがエンジニア経験がある人に教わると良いです。
加えて、テックキャンプは就職・転職支援の部分があまり強いとは言えません。実際、他のプログラミングスクールの転職実績と比較しても、テックキャンプ経由で実現した転職実績は少ないです。
このようにスキル習得、転職支援の双方でみても、将来エンジニアを目指すなら、テックキャンプでない、プロのエンジニアから学べる他のスクールが良いかもしれません。
学びたい分野が一つに決まっている人
もし特定の学びたい分野が一つに決まっているなら、コースを単独で用意している他のスクールを選びましょう。
今のテックキャンプの一番の魅力は「広く、安く、長期に渡って学べること」です。
ですので、もし学びたい分野が一つなのであれば、そもそもテックキャンプは割高になってしまいます。
短期間での受講をしたい人
1ヶ月や2ヶ月という短期間で受講をしたいなら、他のプログラミングスクールが良いでしょう。
前述通り、入会金+月額制という費用システムは、長期の受講であればあるほどお得になり、逆に短期の受講であればあるほど割高になります。
ですから、もしあなたが1ヶ月や2ヶ月という、短期間での集中受講を考えているのなら、テックキャンプではない別のスクールの方が安く受けられる可能性が高いです。
TECH::CAMP(テックキャンプ)でよくある質問
ここまで、テックキャンプに合っている人、合っていない人を書いていきました。なんとなく自分がどちらに当てはまるかイメージできたでしょうか?
ここではより客観的にテックキャンプを受講するか判断できるよう、よくある質問をまとめました。
初心者でも大丈夫?自信ないんだけど・・
初心者でも大丈夫です。むしろ、受講者の多くは初心者の方です。
テックキャンプのカリキュラムを集中してやれば、プログラミングスキルはしっかりと身につきます。実際に多くの受講者が、テックキャンプを通じてスキルを身につけています。開発などもできるようになっています。
教室ってどんな感じ?
テックキャンプの公式サイトを見るとイメージがつくと思うので見てみてほしいですが、受講者がそれぞれカリキュラムに向き合い、メンターが適宜サポートをする形になっています。
ちなみに教室での受講の場合、コーヒーやお茶の飲み放題の他、お菓子をもらえるという嬉しいサービスがあります。
メンターの年齢層はどれくらい?
テックキャンプのメンターの年齢層は20代が中心です。前述通り、学生のメンターも多いです。
あなたがまだ学生なら、メンターは年齢も近いので話も弾むと思います。社会人の場合、年下のメンターに教わる機会も多くなるかもしれません。
受講者の年齢層はどれくらい?
テックキャンプは若い人、特に学生の受講が多いです。
社会人でも、仕事をしながら受講している人は多いですが、オフラインとなると、やっぱり時間のある学生の方が多い印象でした。
オンラインの場合は、受講者と関わることもほとんどないため、年齢はあまり関係ありません。
文系でも受講できる?
もちろん文系でも受講できます。
テックキャンプはもちろんのこと、最近のプログラミングスクールの受講者は文系の人も多いのが特徴です。
文系出身の人は「手に職」と言えるものを持っておらず、それを身につけるために、プログラミングを学び始める人が多いでsね。
ですので、あなたが文系の大学生でも、文系出身の営業マンや事務職でも、受講できるので安心してください。
まとめ
ここまで述べてきた通り、テックキャンプは「いろんなコースを幅広く、かつ長めの期間をとって学びたい人」におすすめです。
最近は企業のIT化が進む一方で、エンジニアの数は不足しています。ですので、エンジニアは多くの企業から求められる存在です。
そのため、エンジニアは待遇がとてもよくなっています。特にスキルを身につけてフリーランスエンジニアになれば、年収600万円以上は当たり前、年収1,000万円も現実的です。普通の文系サラリーマンであれば、大企業で10年、20年と下積みを積む必要がありますが、エンジニアであれば最短2.3年で、高い年収を目指すことも十分可能です。
その入り口が、今回紹介したテックキャンプ
このテックキャンプですが、申し込みをしてから7日間以内であれば、全額返金制度があります。ですので、もし少しでも気になるなら、この返金制度を活用し、6日間試してみてはどうでしょうか?
この期間内で実際にテックキャンプのカリキュラムや機能を使ってみて、続けられそうならそのまま続けて、合わなそうなら他のスクールを検討してみてください。一度試してみれば、いろいろわかると思いますよ。
テックキャンプが合わないならテックアカデミーがおすすめ
ここまで読んできて、「自分はテックキャンプじゃないな」ともし思った人は、テックアカデミー
僕はテックアカデミーとテックキャンプの両方を受講しましたが、この両者は正反対だと思っています。
テックアカデミーはプロのエンジニアから学べますし、1コースを短期集中で学ぶのに適しています。一方で、教材の質などは少し小難しくなっていて、易しくはありません。ですが、良いメンターがしっかりとあなたを鍛えてくれるので大丈夫です。
もしテックキャンプじゃないと感じたなら、テックアカデミー
下記の記事で、テックアカデミーを受講したときの体験談や感想を書いています。ネットに出ていないことまでかなり詳しく書いているので、受講の参考になると思います。
TechAcademy(テックアカデミー)を完全初心者が1ヶ月受講した感想